「昔ながらの日本建築」というご要望でつくりました。
上質な銘木をふんだんに使用した玄関の天井は、古き良き日本建築の優美さを感じることができます。
家を訪れた方が玄関で先ず目にする下駄箱。その下駄箱の建具にもこだわり、機能的にもデザイン的にも優れた、長く使っていただけるものをつくりました。

使い勝手を重視した総二階造りで、無駄のない間取りです。
洗面所は漆喰で仕上げ、深みのある上品な見た目に。
上質な、節のない杉と桧で仕上げた内観はやわらかく、あたたかい空間が広がっています。

外観には１５ｍ一本物の杉の磨き丸太を使い、見た目にも美しいぬれ縁を作りました。
小庇は栗の木を使用し、数寄屋感を出しています。玄関ホールには、野趣的な見た目が特徴的な錆(さび)丸太を使用。木のぬくもりを感じられる、落ち着いた玄関となっています。桧の丸太を使用した吹抜けが、広く爽快な空間を醸し出します。

数寄屋造りと田舎造りを合わせた仕上がりになっています。
かなりの数の丸太を使用しており、丸太梁の見える吹き抜けは抜群の開放感と広さを感じさせてくれます。
照明器具など細部にもこだわり、家全体に木のぬくもりと落ち着いた雰囲気が溢れています。

施主様より古民家づくりのご要望をいただき、つくりました。
伝統的な工法で組み上げ、ぬれ縁も施工。腰掛けて、ゆったりした時間を過ごすことができます。壁は柱の見える真壁造りで、家全体に木のぬくもりと落ち着いた雰囲気を感じられます。
破風板等の細部までこだわっており、ハウスメーカー様では難しい自由な設計の家となっています。

施主様のご要望により、昔ながらの入母屋造りで作りました。
入母屋造りとは、屋根の美しさが特徴的な日本伝統文化の建築です。
外部の小庇しは、デザイン性と機能性の両方にこだわって設計・施工しました。
玄関は磨き丸太を使用した舟底天井を採用し、広々とした印象に。舟底天井は、見上げると船の底のように見えるためにこの名があります。

木材は全て無垢材を使用。木のぬくもり、優しさを最大限に引き出しました。
無駄のない間取りを設計し、無駄のない中にも、薪ストーブなど随所にこだわりが散りばめられています。
天井は吹抜けで、開放感ある造りに。
天然木の太い梁が空間にぬくもりを与えてくれます。

ケヤキ材と女竹を使って、Ｌ字にぬれ縁を作りました。
外壁腰部分に化粧杉皮を貼る等の工夫で「和」の雰囲気を強め、趣のある数寄屋感を出しています。

外観は南欧風に仕上げていますが、内装は伝統工法を取り入れた堅実なつくりになっていす。

天井には自然の曲り木等をふんだんに使い、壁材には木曽桧の羽目板を使用。やさしい雰囲気の家に仕上がっています。